食物学研究会とは
昭和40年代当初、本学には学内の研究成果を発表するための「紀要」がまだありませんでした。このため、学生と教員が一体となった専門研究組織を、それぞれの学科ごとに立ち上げて、研究教育活動を活性化し、その成果を発表する場として「紀要」の発行することになりました。こうして、昭和43年に本学科で設立されたものが、食物学研究会です。食物学研究会は、「食物学研究会誌」を発刊し、本学科の初期の研究活動を支える役割を担ってきました。
ところが、昭和63年に、全学的な紀要を作成することになり、食物学研究会もその役割が大きく変わることになりました。それまでは、学科の研究成果の発表の場としての「食物学研究会誌」の発行が主な役割でしたが、本来の大きな活動目的の一つであった「学生と教員が一体となって教育と研究の活性化を図ること」に立ち返ることになりました。そして、平成元年2月に、その活動をまとめるための機関誌として現在まで続いている「浜風」(食物学研究会誌15号)が発刊されることになりました。その時の題字は、元家政学部長の舘 勇先生の揮毫によるものでした。
現在、食物学研究会は、会則に基づいて講演会等の開催並びに機関誌である「浜風」の作成と配布、更に学生の自主的な活動への支援を主な事業として活動しています。
秋に行なわれる本学の文化祭では、活躍している卒業生や食や栄養に関わる話題の人などによる講演会を主催しています。また、「浜風」の編集には学生評議員から選ばれた編集委員が当たっており、本学科の学生に役立つ情報(卒業生などの先輩からのキャリアーや進学に関するアドバイス、進入教員の紹介、研究室の紹介、分野分けに関する情報、おすすめのグルメ情報等々)をたくさん載せています。本学科の今の状況を知る上でも役にたつと思います。平成25年度版からは、本ホームページで閲覧できるようになっています。是非、ご覧下さい。(それ以前のものについては、表紙と目次が確認できます。)