食物栄養科学部 食創造科学科 Curriculum

カリキュラム

4年間を通じて、企業など「食の現場」との
連携を意識して学ぶカリキュラム

食に関する幅広い専門知識を学ぶのはもちろん、1〜2年次の「見学実習」、3年次の「食産業分野のインターンシップ研修」を必須とし、4年間を通じて企業など「食の現場」との連携を意識して学びます。これにより進路への気づきを早期化し、キャリア形成としての学修を可能にします。3年次以降は栄養士の知識を生かした(取得は卒業時)研究活動にも携われます。

授業ピックアップ

食品産業の多彩な施設を見学する「食品産業論実習」を実施。

[ 食品産業論実習Ⅰ・Ⅱ(1 年および2 年前期) ]

講義を通じて、食産業界の現場や職業に対する理解を深めるとともに、見学施設の事前調査を行うことで学習効果の向上に努めます。見学施設は農業、製造・加工業、卸売業、小売業、流通業などと幅広く、食産業界の多種多様な業種を実地で知ることで、自己の適性や将来設計について考えると同時に、今後の学習・研究への意欲を高めます。参加した学生からは「その企業の強みの背景がわかった」「おいしくて安全な食品をつくるためにここまでやっているのか」などの声がありました。

食品製造学

食品の機能性を最大限に保持するとともに、効率よく食品を製造するための基礎を理解します。農業、畜産、水産といった原材料個々の特性を把握し、最適な製造方法を選択できるよう幅広く、かつ体系的に学んでいきます。そのうえで代表的な食品の製造工程を学び、新規の商品開発も可能となる知識へと発展させていきます。

マーケットリサーチ法

食品を中心に需要と供給の状況や、商品仕入れ、販売方法などをめぐる諸問題を知り、調査法と解決法を学修します。具体的な市場調査の方法を学修し、PDCAサイクルに基づく調査の計画立案から結果の分析まで、演習形式で修得。顧客ニーズの予測、販売戦略の立て方など、マーケットリサーチの方法を広く学んでいきます。

フードデザイン演習

商品の販売促進のために必要な広告媒体、写真や映像の投影法、パッケージデザイン、ディスプレイなどの基礎を知り、消費者への効果的なPR法について考察します。実際の販売に向けたキャッチフレーズなどの企画立案や、パッケージデザインの作成、プレゼンテーションも行い、商品情報とイメージの発信手法も修得します。

食品機器分析学実験

機器による食品成分の分析に関する基礎理論を学んだのち、本学が所有する各種の最新機器を用いて実際に食品分析実験を行います。分析感度、検出限界など分析における問題点を把握し、その解決法を実践で学ぶとともに、食品評価、官能評価といった食品の品質、調理加工操作の評価法についての知識・技術を修得します。