ハチミツと豆乳で新規スイーツの開発にチャレンジ！

　2020年4月。食創造科学科食品科学（有井）研究室から、豆乳にハチミツを混ぜると、豆乳タンパク質が凝集することを明らかにし、その報告がHeliyonに公開されました。本研究では、ハチミツ種を変えると凝集の様相が変わること、その変化がハチミツ中のグルコン酸濃度と糖濃度に依存することを明らかにしています。また、その技術を用いて、新しいスイーツの試作を行い、そのスイーツが嚥下困難者用食品に利用できる可能性を示しました。本研究内容は、卒業研究で実施したものをまとめた内容となっています。

　研究室では、本研究技術を生かした商品開発も行っています。その試み、ハートス フードクリエーツ株式会社との共同商品開発テーマ「淡路産ハチミツと豆乳を用いた新規スイーツの開発」が、公益社団法人日本農芸化学会の第２回農芸化学中小企業産学・産官連携研究助成金に採択されました。近いうちに、新しいスイーツをお届けしたいと思っています。なお、本技術は特許申請済みです。お問い合わせは、有井研究室まで。