アセロラの新しい可能性 － 眼科疾患へのチャレンジ！

　アセロラなどの熱帯植物は、活性酸素を発生させる強い太陽光を浴びていることから抗酸化物質を含んでいることが報告されています。私たちはアセロラの強い抗酸化作用に注目し、様々な病気での効果について株式会社ニチレイバイオサイエンスと共同研究を実施中です。なかでも病気の発症に酸化ストレスが関与している眼科疾患への効果に着目しています。

　網膜色素変性症は中途失明の3大原因の一つで根本的な治療方法はありません。この病態の理解と治療法の開発が求められています。私たちはこの病気の動物モデルを用いてアセロラによる病態抑制効果とそのメカニズムを明らかにしました。これらの研究は4年生の卒業研究と大学院生の修士研究の成果であり、ファンクショナルフード学会での優秀演題賞を受賞し、既に学術論文として公表しました。「食品成分の眼科疾患への効果」に関してお問い合わせがあれば、ぜひ義澤研究室までご連絡ください。